新卒会社員のブログです。概ね曇りの日に投稿します。

優しい話

皆々様、お久しぶりです。

 

暫く文章を書くことから逃げていた私ですが、やはり戻ってきてしまいました。

「失ってから気づく」とか「灯台下暗し」とかそんな安い言葉じゃ表現出来ません。

もっと根本にある、僕にとって「欠くこと」が出来ないものが「書くこと」でした。

 

というものも、文章から離れた僕は、どうも気持ちが悪い。

 

思ったことは口にしてしまう性格なのですが、それは思わないと口に出来ないのです。

口にしようと思って考えること、これが僕だった。

文章を書くときは不可欠よね。

だから戻ってきちゃった。

 

 

本題に入ろっか。

 

僕は「優しい」と言われ続けて生きてきた。

自慢ではない。

これは呪いだ。

 

呪いというと、悪い印象を受けるが、そう悪いものでもない。

 

皆の衆、少年漫画『NARUTO』をご存知だろうか。

主人公ナルトくんの同期で、唯一死ぬ人物がいる。

日向ネジ、という男だ。

 

彼は「天才」と言われたから、「天才」であり続けるために、めっちゃ頑張ったらしい。

 

酷く共感した。んで、強い嘔吐感。

 

「天才」であり続けることに束縛された彼は「天才」としてでしか生きられなかった。

 

次は僕の話ね。

記憶に強く焼き付いている出来事がある。

初めて優しいと言われた話だ(それ以前にもあったと思うけどね)

 

小学校入学前だろう。

祖母と庭を散歩していた時に、手足の悪い祖母エスコートしたんだ。

砂利の敷いてある道を、祖母の変形した手を取って、

「僕がばあちゃんを守る」とか言っちゃってね。

 

 

 

「優しいね。ありがとう」

 

 

 

嗚呼、僕はこの言葉がききたかったんだ。

もっとききたい。

もっと優しいことがしたい。

 

そのとき、僕はしっかりと呪いにかかった。

 

 

それからというものの、僕は「優しい」を探しまくった。

なにをしたらあの最高な言葉が貰えるのか、

その心は飢えたハイエナそのものだろう。

 

 

今でもその気持ちは変わらない。

僕はずっと「優しい」を研究している。

定義し、崩れては再定義し、それでも納得いかなくて壊してみたり。

 

 

僕は特別優しい訳じゃないし、僕より優しい人なんてクソをする人間の数いる。

だから、僕は自分を優しいとは思ってなくて、ずっと追っかけている。

いや、追われている。

 

優しくならなきゃいけない呪いにかかっている。

 

 

最後に優しい話をしよう。

僕の優しいは「自分本位」がテーマだ。

僕は気持ち良くなるために優しくする。

 

だから、優しくしているときはバカ気持ちいい。

いっぱい優しくさせてくれ。

 

僕を優しい人間にしてくれ。

 

 

 

 

「お前は優しいとは言えない!」というご意見等、いつでもお待ちしております。

 

 

一緒に優しい話をしよう。

 

それでは、ご機嫌様。