ラブレター
雨の日は独りでいても良い感じがするから好きだ。
天気の良い日に部屋に独りってのは世間的に、字面的に、良い印象は受けない。
ところが雨が降っていれば、それだけで他人に会わない、部屋から出ないことが正当化される。
人に会ったからといって「良い」訳でもない。
ただ独りという言葉を恐れている。
それもそのはず、人は人ありきで生きるようにつくられている。
服を着るのも、お風呂に入るのも、スマホを弄るのも。
このへんは言うまでもない。
だから独りが怖い。
承認欲求という便利な言葉があるだろ。
あれで全て解決される。
それでは本題だ。
雨の日のステイホームは悪くないが、
「足元が悪くても連絡ひとつで会ってくれる友達」に心当たりがあること、
って本当に幸せなことだと思う。
ここで大事なのは、「会ってくれること」じゃなくて、「あいつなら来てくれる」、という確信だ。
前例があれば確信にこそなり得るが、要は気持ちの話だ。
呼び出す理由とか物理的な距離もあるからね。
因みに僕は友達に恵まれています。
呼び出しこそしないが、心の中ではいつも頼りにしています。
そんな偉そうなこともたまには言ってみる。
寂しがりの僕が発狂せずに今生きているのは、あいつらのおかげってことです。
「雨の日でも頼ってね」