春は死の季節
僕の唯一嫌いな季節、春を思わせる風が吹いた。
腰がふわっと浮くような、落ち着かない気持ちを懐かしむ。
このままどこかへ消えてしまいたいし、家には帰りたくない。
食欲も失せて、いつもよりヤニクラがきつい。
とろんとアスファルトに寝転んでしまいたい。
春になれば、学生は進学、社会人に。
変化に富む春は、「今まで」が沢山死ぬ。
僕が死ぬときは多分春。
そして、今年はより一層の変化がある。
高円寺に住みます。
学生時代何度も遊びにいった、憧れの町です。
すごく楽しみです。
遊びにきてね。
横浜には本当にお世話になりましたね。
まじで第二の故郷だし、色んな僕が生まれた場所です。
落ち着いたら遊びにいきます。
今までの生活を殺して、新しい生活が始まります。
春が来るたび、一皮剥ければ、夏の暑さにも耐えられるよ。